四素科3年 (元魔装科)

保健委員会

魔法チャトランガ部

青寮(蒼穹寮) 同室:十文字氷柱


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「皆さん、ごきげんよう?私の名前は海月ゆらぎさんよ。よろしくお願いするわ」 「聞いてもらえるかしら?ついに新作の毒魔法が完成したのよ!今回の毒は接種することで気持ちが高揚して笑いが止まらなくなるの!どう?幸せになるわよ?素敵でしょう?だから………実験に付き合ってくれるわよね?ねえ、実験台さん?」 「あら?あらあら?あらあらあら?あなた………別種族の血が混じっているのね?いいじゃない!いくら東魔といえど、あなたのような混血のサンプルは希少なのよ!だから………ゆらぎさんの実験台さんになってくれるわよね?」


日々毒魔法の研究を続ける小さきマッドサイエンティスト。 新しい毒魔法が完成すると「実験台さん」と呼ぶ者にその毒を試して、実際に思い通りの効力ができたかを見ようとする。 本来は解毒魔法がゴールであり、毒魔法を研究することで同時にその毒魔法を解除する解毒魔法も作れるらしい。 そのため「実験台さん」に毒をかけた後はすぐ解毒するし、完璧に解毒するため後遺症も残らないが、それはそれとして倫理観は持ち合わせていない。 ゆらぎの使う毒魔法は気化しないタイプであり、また体表にしか発生せず操作もできないが、水魔法に混ぜることで「毒液魔法」となって操作が可能となり、これを利用して瓶に今まで作った毒を保存している。 物怖じを一切しない性格で、相手がどんな奴であろうと実験台の素質があるなら躊躇なく詰め寄ろうとする。首席に詰め寄って軽く吹っ飛ばされる光景はよく見る。 寮の部屋の中は薬品などが並ぶまるで研究室となっており、時々夜中まで研究を続けて寝落ちして授業を丸々すっぽかしたりする。

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